梅津グランドハイツのデザイン
プロバイダー収入は1戸あたり1000〜2000円程度の小さな金額にすぎないが、1万戸が毎月、継続的に使用することを考えると、年間トータルではかなりのビジネスになる。
そうした意味からも、SのDへの貢献度はかなり高いと期待される。
また、不動産市場のIT化にも取り組んでいく。
現在、IT化といっているのは、ディベロッパーなどのホームページにアクセスして、資料提供希望と連絡する。
それ以降は、マンパワーに頼った営業活動を展開しているにすぎず、純然たるIT化とはいえない。
Sでは、平成16年中には不動産販売サイトを立ち上げ、ネット経由でマンション、不動産販売を完結させる仕組みづくりに挑戦していく計画もある。
当面は中古ビルやマンション販売のサイト展開をめざしている。
平成17年3月期の売上目標は14億1800万円。
将来的には、超都心のターミナル駅至近に、お茶や軽食を楽しみながら、端末からSが構築したサイトにアクセスすると、分譲中のマンションのモデルルームが3D画像で検索できるという「マンション・ネットカフェ」をつくる構想もグループとしての取り組みとしてある。
ここには、常設モデルルームを併設することもあるかもしれない。
あくまでも消費者満足を追求するディベロッパーをめざすDでは、究極的な消費者満足型のマンションとして、「スケルトン・インフィル」型のマンション開発を視野にとらえている。
つまり、ディベロッパーは空間を提供。
住む人がすみずみまで、思いのままに設計し、内装を整えるというかたちである。
グローバル市場では、そのかたちのほうが一般的である。
「ダム・インターナショナル」はマンション、ビル内装に特化、商業施設などの内装も手がけてきた企業である。
3年ほど前からDとパートナーシップを組むようになり、分譲物件のモデルルームの設計・施工、マンション内の商業施設の設計・施工、「ダイナミックスポーツ」が展開する「ワウディーTOKYO」の設計・施工などを担当してきた。
今後は家具の創作、販売なども手がけ、Dが分譲するマンション内の、ビルトインの家具を担当する、さらには、Dブランドの家具をつくりあげていくという構想ももっている。
平成17年3月期の売上目標は、17億円。
「グループダイナミクス」という言葉そのままに、一つの方向性のもとに、このDグループ企業化の動きがまとまり、どっと動き出しだのは、ここ数カ月ほどのことである。
むろん、大手ディベロッパーのなかにはこうした機能をすべて社内機構として備えているところがないではない。
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